息苦しさに思わず飛び起きた。
汗で、髪の毛が額にまとわりついて、気持ちが悪い。
「はあっ・・・はあっ・・・。」
荒い呼吸を繰り返した。
また・・・夢?
これで・・・三日目。
おんなじ夢を見つづけて。
あの日以来。
ガウリイが、あたしのこと好きっていってくれて、ひとつに繋がれたあの日。
アイツに、強引に押し倒されて、それで――――――
コワかったんだよね。
あのとき。
ガウリイの心が見えなくなって。
好きっていってくれたことによって、たぶん、ガウリイは、保護者役から抜け出て、あたしの恋人になってくれたんだ。
でも―――何か、すぐに切れてしまいそうなもろさがある。
『保護者』『被保護者』『仲間』とかいう関係よりも、強くなったはずなのに。
〈じゃあな・・・リナ。お前はもう大人だ。俺がいなくたって、もう生きていけるだろ?〉
〈ガウリイっ?なによそれっ!好きっていってくれたのに?〉
〈あれは――――〉
いつも、そこで途切れる。
なんなんだろう。
じわじわと迫り来る――――恐怖。
この夢が現実になってしまいそうな、そんな怖さ。
―――ありえるわけ、ないじゃない。
そう思いたい。
あたしを必要としてくれて、いっしょにいてくれることを強く、願っているのに。
でも―――不安をぬぐいきれない。
また抱かれれば、消えるのかな?
あたしは、身体だけで繋がる、なんて嫌。
心で通い合って、それから、繋がりたい。
でも、心のどこかで、期待しているのかもしれない。
もう一度、ガウリイに、抱かれたい、と。
要求不満?
誰が考えるかそんなえろいこと。
「もっかい・・・寝よ・・・。」
たぶん、眠れないだろうけど。
あの夢をもう一度見てしまうかもしれないけど。
ガウリイの早めに寝る、なんていっちゃったし。
・・・夜更かしはお肌の天敵、だし。
変に思われるのもヤだし。
シーツをぐいっとひっぱって、身体がすっぽり隠れるようにした。
窓から覗く月。
月が・・・蒼い。
ガウリイのあの、澄んだ瞳のように。
――――蒼い!?
気が付いた。
窓の外から、鋭い殺気が感じ取れるのを。
跳ね起きて、ベッドからすばやく飛び降りようとした―――が、間に合わなかった。
「鍵。」
「!」
鍵呪文―――結界の、固定呪文。
そうだ―――。
蒼い月の正体―――『結界』
かなり、前からすでに張られていたようだ。
つまり、気がついたときにはすでに遅し、だったのである。
そして、この殺気の正体は・・・。
「いるんでしょう?獣神官『ゼロス』!」
窓が、開いた。
「さすが、と言いたいところでしたが、少し気付くのが遅かったですね、リナさん?」
肩で切りそろえられた短い髪が風になびく。
鋭い殺気を全身で発しつつも、にこやかな笑みを浮かべている。
その笑顔が―――怖い。
「何しに、きたの?」
自分でも声が震えているのがわかった。
そんなあたしに、ゼロスはおやっ?っとでもいうように方眉をあげた。
「ああ、覚えていらっしゃらないのは当然ですね。」
ゼロスの周りに漂っていた殺気が少し薄れる。
「なんのことよ?」
ゼロスの、紫のかかった瞳。
「また、哀しいお役所仕事でして、ちょっと獣王様に言づてを承ったのです。それで―――。」
そこでいったん言葉を区切る。
「四日ほど前にあなたに会ったとき、一応全部説明したのですが――――」
――――今!
ドアに向かって駆け出した!
バヂッバヂバヂッ
鋭い痛みが全身を駆け巡った。
「くっ・・・。」
卑劣な・・・ただ単に『結界』を張ったのならまだしも、『電流結界』まで張ってある。
なにが、したい?。
「なにも逃げようとまでしなくても、最後まで話を聞いていただければ納得していただけるのに。別に命を狙っているわけではないですから。」
「・・・なにが、したいの?」
どうせ、なにかされると決まってるのならば、聞いておくのが得策であろう。
しかしゼロスは、にこやかな笑みを浮かべたまま、
「それは秘密です。」
と、人差し指を立てただけ。
――――どうする?
『電流結界』内ではどんな魔法も使えない。
『明かり』もまともに使えない。
どうする―――?
「なんとかしようとされているのは見え見えですが―――ムダでしょうね。」
すでにの中まで見透かしたように冷淡に言い放つ。
見切られていた。
くいっと指を動かしたゼロス。
そのわずかな動き。
それだけで――――――――――
あたしは固い壁に叩き付けられた。
悲鳴さえあげられない。
完全に、『最終章』
殺すつもりはない?
笑わせないで。
「Ωдклж・・・・・・・・・・・」
人間の、聴力では聞き取れない、何かの呪文。
「ま、いまいってもしかたありません。それより―――」
区切り。
「任務は敏速に、ですよね?」
笑うように、さらりと言い放つ。
刹那。
そして、それは速く、風のように、あたしに接近してきた!
『殺られる!』
反射的に目を閉じて、恐怖からのがれようとする。
額に、冷たい、感触。
意識が―――薄れてゆく。
堕ちてゆく。
そんな感覚。
ふっつりと、意識が途絶えた。
がらっと窓があいた。殺気は感じられない。この気配はもしや・・・
「リナさん、こんばんは。」
だれだかすぐわかった。自称『謎の神官』ことゼロス。その正体は、生きとし生けるもののすべての負の感情を生きる糧とする、史上最悪サイテーの種族であり、最強の種族でもある魔族。そーいえばフィブリゾの一件からぱったり姿をみせなかったよーな気が・・・
「なにしに来たのよ、パシリ魔族。」
「リナさぁぁぁん・・・。」
一番イタイところをぐさっとついてやった。魔族は普通、肉体や実体をもたない。精神のみで生きてきているため、なまはんかな攻撃や物理的な攻撃なんかはいっさい通用しない。ダメージを与えるのであるのならばエルメキアランスなどの精神崩壊につかえる攻撃のみ。しかし、魔族も高等になればなるほどその力はアップするため、場合によっては、片手で攻撃をあしらわれることも・・・目の前にいるぜロスだって獣王ゼラスの腹心の地位におり、かなりの高位魔族だ。一見、にこやかーな笑みを浮かべているが、千年ほどまえにちょいちょいと指をふっただけで竜族を破滅に追い込んだことがあったらしい。あたしなんか、まともに戦ったところでひねりつぶされるがおち・・・
「パシリ魔族。うしろ姿ゴキブリ似。」
「ううぅぅ・・・。」
舌先三寸攻撃にはさすがに耐えられなかったらしい。はやくもうめき声をあげだした。
「・・・で、なにしにきたの。はやくしなさいよ。」
「・・・いえもういいです・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・わかりました・・・・。」
沈黙の意味がわかったのか、おとなしくはなす気になったらしい。窓に腰かけ、にこやかーに話し出した。
「いえね・・・僕の主である獣王様に解雇を命じられたんですよねーー。」
「・・・よくある派遣社員のクビきりね。」
「リナさぁぁぁん・・・。」
「どーすんの。まさかあてもなくどっかをさまようってんじゃないでしょ。」
「・・・・。」
「あんた危険人物だし・・・。」
「そこまでいわれると・・・。」
「じゃ、人間にもなるっていうの?。」
ゼロスはぽんっと手をたたいた。
「そーでした、その話をしにきたんですよ。」
「・・・・は?。」
ほんのじょーだんでいったつもりだったのだがどーやら本気にしたらしい。第一、魔族と人間は種族が違う。すむ世界も違う。見た目は似ていても実体をもたないものがいきなし実体をもてるはずがない。
「ゼロス・・・あんた正気?」
「いやーこの前みたクレアバイブルの写本にそれらしいことがかいてあったもので・・・」
あーはいはい・・・・なっ・・・
「ク、クレアバイブルっ。見せてっ教えてっ。はーやーく教えなさいっ。」
「く、くるしい・・・・。」
ぱっとてを離すと、ゼーハーゼーハーくるしそーに息をしている。
・・・ちとやりすぎたか・・
「で、ですからクレアバイブルに『種族変換方法』がのっていたんですよ。」
「・・・・見せなさい。」
「焼いちゃいました☆。」
「・・・」
「あわわわ、教えますって。」
「で、それは魔族が人間になるためのことしか載ってなかったの?ゴーレムとブロウデーモンと人間の組み合わせの解き方とかクラゲと人間の組み合わせの解き方とか魔族とゴキブリの組み合わせの解き方なんかは載ってなかったのね?」
「・・・・最後の二つの組み合わせはちょっと気になりますが・・・ええ、のってませんでした。載っていたのはそのやり方と世界でただ一人、過去にただ一人だけ、人間になった魔族の話だけですね。」
「過去にただ一人?」
「ええ、数千年前にひとりだけ・・・。この変換方法は二つあったようで・・・ひとつめはどうとして二つ目の方法がかなりまずいんですよね。これが。」
「まずいって?」
「さきほどの人間になった魔族というのは前者の方法をものすごくいやがったらしく、二つ目の方法で完全に人間になったらしいんですよ。」
「だからまずいってなにが?」
「ひとつめの方法はあまり体力も魔力も消耗しない非常におだやかな方法なのですが、もうひとつは、・・・一歩まちがえばロード・オブ・ナイトメアをもういちど呼び覚ますことにもなりかねないんですよ。」
にこやかーな表情で言うゼロス。しかし、あたしはその言葉を聞いてさあっと全身の血がひいてゆく思いがした。
〈ロード・オブ・ナイトメア〉
かつて、あたしがフィブリゾと戦ったさい、呼び出してしまった大魔王ロード・オブ・ナイトメア。魔王シャブラニグドゥの力を借りて発動するドラグ・スレイブでさえも一瞬にして打ち砕く威力をもち、少しでも制御を怠れば世界を破滅させかねない史上最強の攻撃呪文・・・ギガ・スレイブ。
ナイトメアの力を借りて発動できるものなのだが、前に制御に失敗したときにこのロード・オブ・ナイトメアに身体をのっとられたことがあったのだ。これが。
「・・・・じゃその人どーなったのよ・・・。」
「約2、3百年は生きたらしいですよ。」
「フツーとあんま変わんないんじゃない?それじゃ。」
「でもそこらじゅうの魔族に攻撃かけられるよりはましなんじゃありませんか。誰の支配下にも入っていない魔族ほどいいターゲットはいませんからね。」
「どーゆーことよそれ。」
「ですから、その魔族を自分にとりこんで自らのキャパシティを上げようって魂胆ですよ。別にそれがいなくなってもだれもなにもいいませんし・・・」
なるほど・・・
「で、ゼロスもだれかの支配下にいるわけじゃなくなったから、狙われるかもしんないと・・・だからそーやって魔族せーかつやめたくなったのねー。」
「ま、そーゆーことですか。」
「でもさーあんたのこと狙ってくるほど世間知らずの魔族なんているかしら?あんた、魔族の中でも一、二を争うぐらいでしょ。そのまんまのうのうとそこらへんうろついてたほうが性にあってんじゃないの?」
はう・・・
ゼロスがため息をついた。
「だからですねー僕をねらってくるのは魔族だけじゃないってことですよ。」
「・・・・ほう?」
「つまり、せっかく創った自分の持ち駒がそこらをうろうろされるのは創った張本人の獣王様としてはおもしろくないはずで、それについて、その他の魔王様たちも自分が最強になろうと必死なのですからやっぱり狙ってくるはずなんでしょうが・・・」
ゼロスはいったんそこで言葉を切った。
「ここんとこずっと追いかけられっぱなしで僕としてははやくけりをつけたいんですよねー。」
「じゃとっととけりつけてどっかいきなさいよ。あんたがここにいることによってあたしたちまでねらわれることになるんだから。」
「・・・ガウリイさんもご一緒ですか?」
「そーよ。隣の部屋でいまごろグースカねてるでしょーね。」
「・・・・ふむ。」
「どーしたのよ。」
「いえ、そのほーが儀式をやるのにちょうどいいかな・・・と。」
「・・・なんで。」
「この儀式には協力者が必要でして。」
「・・・?」
「儀式の方法は簡単。呪文を唱えて人間の女性と一時的に愛し合えばいいのです。人間の、それも処女の。その上ある程度キャパシティをもったかたと。」
ふーん・・・
「で、その相手ってのは心当たりあんの?」
「ええ・・・一応・・・」
「誰よ?」
「リナさんですよ。」
バッシィィーーーーン
その瞬間、あたしの鉄板入り超強力、スリッパゴキブリ落とし攻撃が炸裂した。
「ほかの人じゃだめなわけ?なんであたしなのよ?」
「ひ、ひどいですよリナさあーん・・・。」
「で、な・ん・で・あたしなのよ?」
急に、真顔になったゼロス。
「恋愛感情の問題ですよ。仮にどこかの女性に術でもかけて一方的にほれさせたとしても、僕自身、その方と愛し合わなきゃ意味がないのですから。当然、僕が僕自身に術をかけるのはもってのほか、少なからず恋愛感情を僕自身が持たないかぎり、この方法は成立しないのですから・・・」
えっと・・・つまりそれって・・・
「あたしのこと、すきってこと?」
にっこりと笑いかけたゼロス。
「そーいうこと・・・ですね。」
ぴっと人差し指をたてると、おもむろに片手をリナにさしだした。
「今夜だけ・・・僕の花嫁になっていただけますか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長い沈黙の後、
リナはベッドの上から身を乗り出し,同様、ゼロスに向かい手を伸ばし・・・
ばしぃっとゼロスの手をなぎはらった。
「ジョーダンじゃないわっ。なんで好きでもないやつにいきなし抱かれなきゃなんないのよっ。だいたいゼロスっそのクレアバイブルの写本、本物だったんでしょーね?」
「ええ・・僕実際その人にあったことあるんで。」
「ふーん・・・ってゼロスっその話いつのことなのよ。あんた一体何年生きてんのよ?」
「うーん・・・ざっと二千年くらい前かと。」
・・・・・・・・・・こ、このやろー
「どーしました?リナさん?」
ぷちっ
「・・・・黄昏より暗きもの 血の流れより紅きもの 時の流れに埋もれし 偉大な汝の名において ・・・」
たとえ、物理的な攻撃が利かなくても、かなりのダメージを与えることのできる、黒魔術最大の技、ドラグ・スレイブ・・・ゼロスは知っているはずだ。ドラグ・スレイブの威力を・・・しかし、彼はにこやかーな笑みをうかべたまままったく動じない。
「-等しく滅びを与えんことをっ。」
あたしの呪文が完成した!
「ドラグ・スレイブっ。」
力ある言葉が炸裂!
・・・・・・・・・・・・・えっ。
何も起こらない・・・そよ風ひとつ起きない・・・普段のあたしはともかく、〈あの日〉のときでさえ、この部屋を丸焼きにするぐらいの威力はあるはずなのに・・・・
「無駄・・・ですよ。ここのまわりはすべて僕の結界によって支配されているのですから。」
・・・・・・・うっ油断していたか・・・ならば・・・
「ダグ・ハウトっ。」
・・・・しーん
くすっと笑うゼロス。
「無駄・・・と言ったでしょう?往生際が悪いですね。」
・・・・くっ
あたしはベッドから飛び降りると、結界の『外』にむかって走り出した!
ビリリリリッ、バヂバヂっ
「うああぁぁぁぁ・・・・。」
一瞬のうちに体中を、強い電気のようなものが流れ、あたしは結界の壁に跳ね飛ばされ、床にうずくまってしまった・・・
「く、うう・・・。」
結界電流・・・普通、相手を閉じ込めるのに結界を張る際、つきものなのがこの「結界電流」である。もちろん、あたしもそれを覚悟でつっこんでいったのだが、相手が悪かった。
「どーすんのよ・・・あたしを・・・」
にこっと笑いかけるぜロス。
「もちろん、僕の花嫁になっていただきます。無理矢理に、でも・・・」
・・・・・・・・・・・本気だ。ゼロスは本気なんだ。本気で、あたしのことを抱くつもりだ。
「心配なさらないでください。あなたの声、姿は外からはわかりません。すべて・・・僕だけにしか聞こえません。」
・・・いや、そゆー心配じゃないんだけど・・な。
「それじゃ・・・。」
ぱちんっと指を鳴らした瞬間、あたりの風景が一変した。
「・・・・・なっ・・・・。」
あの、さびれた、すすけた感じだった部屋は消え・・・・なんというか・・・風俗店のVIPルームみたいなふうになってるのである。これが・・・
「あんたって・・・こーゆー趣味だったけ・・・。」
「いえ、ちょっと人間のことを調べてたとき、こーゆーところで人間ってヤリたがるってことがかかれてたんでたんで・・・・。」
・・・・・なにを調べてたんだ。なにを・・・・
「リナさんもその格好・・・似合ってらっしゃいますよ?。」
えっ・・・
「なななっ・・・!」
驚愕の声を上げたリナ。驚いたのは・・・その格好が今にもずり落ちてしまいそーな、というより、服の役目をまったく果たしていない透け透けのレースの紐ワンピ・・・だったのである!
「な、なによこれっ!この服っ。は、はやくもとの服返しなさいよっ!」
ふっと薄く笑うゼロス。
「それは・・・できませんね。」
くいっとリナの細い腰を引き寄せ、ベッドへ押し倒したゼロス。
「へっ、きゃあっ。」
これまたレースで縁取られた天蓋つきの丸ベッド。その用法は・・・明確であった。
「いやあっ、離してっ。」
身もだえして暴れるリナ。しかしゼロスは、それをいともあっさりと動きを封じ、自分の方に顔を向けさせた。
「ふむ・・・やはり嫌がるリナさんの顔もまた素敵ですね・・・人間になったら本当に娶ってあげましょうか?」
「い、いやっ。離してっ。あ、あんたなんて嫌いよっ。あっちいってぇっ!」
ゼロスはすうっと目を細めた。
「ではこんなのはいかがです?」
もういちど、ぱちんっと指をならすと・・・
いつのまにか、リナはベッドの端に手首を固定されてしまっていた。
「いや・・・やだ・・・。」
にっこりと、笑いかける、ゼロス。その笑みはリナにはとても恐怖に感じられた。
「離しませんよ・・・?」
いつのまにか、ゼロスの手の中に入っていた、ピンク色の液体が入った小さな瓶・・・
リナはそれに見覚えがあった。
「・・・それ・・ま、まさか媚薬?」
「ええ、察しがいいですね。」
くいっと口に媚薬をふくむと、リナの顎をつかみ、唇を自分のそれと重ね合わせた。
「ん・・・ふ、う・・・いや・・う・・ふぅ・・・・。」
流し込まれる、熱くて甘い液体・・・吐き出そうとしてもゼロスはゆるさなかった。
コクン・・・
飲み干したのを確認し、唇を離す。
「はあ・・・はあ・・・。」
苦しそうに荒い呼吸を繰り返す、その姿・・・媚薬の影響からか、ほんのり紅色に染まりはじめた身体・・・すべてが美しく、愛おしい。
このままどこかに隠して、自分だけのものにしてしまいたい・・・そんな思いさえ、頭によぎった。
「いや・・・・離して・・・。」
媚薬によって思うように動かせないはずの身体を必死に動かし、なんとか抵抗を繰り返すリナ。
求めても・・・彼女自身は自分のものになどなってはくれないであろう・・・。
そう思うと急に腹立たしさが沸いてきた。
「リナさんは・・・一時的に、でも僕のものになってくれないのですか?」
「・・・・・・・いや・・。」
否定。彼女は、絶対に自分を受け入れはしない。それは・・・彼女がなにごとにも揺るがない、本物の『自我』をもっているから・・・。
ならば・・・その『自我』を奪ってやればいいだけだ。
「・・・ゼ・・・ロス?」
急に動きを止めたことが不気味になったからなのか、恐怖の色さえにじませ、じっと自分をみすえるリナ。
「ふう・・・なら・・・しかたありませんね。」
ゼロスの手の中には・・・小さな宝石がにぎられていた。
「・・・・それは・・・!」
そう・・・これは魔法店にいけばいくらでも手に入る、『宝石の護符』こと、ジュエルズ・アミュレット・・・しかし、ただのアミュレットではない。なかには、小さな護符と一緒に、もうひとつ、宝石の埋め込まれている。・・・これは、普通の魔法店にはめったにならぶことのない『コントロール・アミュレット』なのだ。
「あ・・・あんた、どっこからそんなもん手にいれたのよっ。そんな危険アイテム・・・さっさと捨てなさいよっ。」
またしてもにこっと笑いかけるゼロス。
「ちょっと取り寄せてみただけです。僕が使うかどうかはリナさん次第・・・ですね。」
うっ・・・・・そうきたか・・・
「あんたなんて・・・いやっていったでしょ!」
すっと、目を細めた。
「やはり・・・ですか。では・・・。」
ぴんっと、宝石をはじくと、リナの額の中心あたりにぴたっとくっつく。その瞬間、アミュレットの魔法陣が光をおび、額の中へ溶け込むように、吸い込まれるように入ってしまった・・・
「・・・・・・。」
石が埋め込まれ、ピクリともしなくなったリナ。
やがて、ゆっくりと顔をあげ、じっとゼロスのほうを見つめると、おもむろに口を開き、
「ゼロス・・・。」
彼の名をよんだ。
優しい、警戒や殺気など、いっさい感じられない、甘い声・・・
男ならば、こんな風に
ゼロスを見つめる、紅い、ルビーのような瞳・・・しかし、その色は輝きを失い、まるでくすんだビー玉のような色になってしまっていた。
「はうっ・・。」
慌てて足を閉じようとしたが、ゼロスはそれを許さない。
「・・・まだ濡れていないようですね・・・。では・・・。」
リナの方へ向き直ると、
どうしてこんなことになっちまったんだ?
華奢な腕・・・。悲しいほど弱弱しくて、一応、抵抗しているようだがまったく問題ではない。
だが、夢にまで見ていたリナが今そこにいる。
もう・・・止まれない。
俺の思うがままに。
あたしが、ガウリイが好きって気づけたのは、ほんの偶然の出来事、なんて思っちゃいけないと思うんだ。
運命とか、偶然とか、一言なんかじゃあらわせない。
普通、この広い世界で、個別の人間が、出会って、深い仲になるなんて皆無といっていいほど少ない。
知り合いならまだしも、たいてい旅で出会った人間なんてすれちがいで終わり。
あたしたちは、少ない確率の勝者っていってもいいんじゃない?
出会った理由が、ガウリイの不純な動機だったにしろ、はじめはまったくそんなつもりなんてなかったにしろ、今、いっしょにいられる。
それだけで、いまは満足してるけど・・・
あたしは今年十八歳になった。
世間でいえば、十分な大人。
でも背はちびっこいし、胸だってちっちゃいし、見方によっちゃ十三、四にもみえる。
ガウリイからすればまだまだ子供。
恋愛対象としてみてくれるはずがない。
『自称・保護者』ってなだけでそれ以外は別になんの関係のない。
『被保護者』からあたしも抜け出せないんだけどね・・・
「好き」
たった二文字。いえないでいるあたし。
要求不満かな?
『盗賊いぢめ』の回数が増えてきてる。
そのたんびにガウリイが止めにはいるんだけど、あの、困ったような、見守るようななんともいえない表情が好きで、そのためだけに『盗賊いぢめ』にいってる、というようなフシもあったりして・・・。
案外、あたしも黒かったりしてね。
ガウリイの金色の髪が見えるたび、『リナぁー』って情けなく呼ぶ声が聞こえるたび、なぜか必死で探しちゃう。
あんたはどうなの?ガウリイ?
本当は・・・?
リナ・・・。いつからだろう?お前が、俺にとって、ただの被保護者じゃなくて、『女』として目に映るようになったのは。
隠し続けてきた「恋心」。いつも大人のフリをして、お前の保護者ぶって、守り続けていきたい、なんて想いは、その姿をみるたびにぼろぼろに崩れて、抱きしめたい、抱きたいという欲望にかわる。
理性を保つのが、どれだけ大変だったか・・・。
いっそ、お前に「好きだ」ってあっさり告げられて、確かめられたら・・・。
細くて、しなやかで、ちょっと力を入れれば、折れてしまいそうな手足。
三年前に比べたら、ずいぶん肉付きの良くなった身体。
見つけるたび、姿を目で追っては、つまづく。
俺のくらげは、案外お前のせいだったりな。
なあ、どうなんだい?リナ?
続く
朝。少し肌寒いような朝。すぐにマントをはおり、ベッドから降りた。そういえば、リナは寒がりだったよな・・・。風邪、ひいてなきゃいいが。
隣の、リナの部屋へ足を運んだ。
コンコン
・・・返事がない。
コンコン
もう一度、ノックする。
妙だな。あいつ、今日は早起きするとかいってたくせに・・・
「リナ?起きてるんだろ?リーナーっ。」
やっぱり返事がない。
がちゃがちゃっとドアノブを回す。力をいれているうち、ノブが空回りして壊れた。
バンッ
勢いよくドアを開け、中に転がり込む。
そこにはすやすやと安らかに眠りつづけるリナの姿があった。
「なんだ・・・寝てんのか・・・・。心配させやがって・・・。」
もう少し寝させとこうか。そう思って、少し乱れたシーツを直してやろうと近づいたとき、リナの異変に気がついた。
真っ白な肩。
柔らかい身体のライン。
どことなく、艶めかしいような・・。
―――――は?いいいいいいいいまなんて・・・。
『リナが・・は、・・・裸?しかも・・・。』
一糸まとわぬ姿で、無防備にベッドに横たわっているリナ。
白い胸が規則正しく、上下に動いている。
シーツにちょっと手をかける。
ちら
やべっ、のぞくとこだった・・・。
あ、いまなんか紅いものが見えたような・・。
ちら
・・・のぞいちまった。
よく見れば、リナの首筋、肩、胸にかけていくつもの紅い痕があった。
白い、雪のような肌の上にいくつもの痕。
小さな身体には不釣合いで、痛々しいくらい・・・。
――――――キスマーク、だよな・・・。
んなもん、誰につけられた?
誰に?
誰に?
誰に?
誰に?
エンドレスで流れ続ける疑問符。
きゅうっと心臓を握りつぶされたような、嫌な感覚が俺を襲う。
「おいっ、リナっリナっ。」
「・・・・・・・んっ。」
寝返りをうつリナ。起きる気配はない。
「リナっ。リーナーっ。」
揺さぶって、無理やり身体を起こさせる。
「う、・・・・ん?」
ようやく目を開けた。
「ガウリイ・・・?どしたの?」
俺がいることに気づいて、瞳をこちらにむけた。
「・・・・・・リナ、これはどういうことだ?」
首筋にのこっている、紅い痕を指差して、設問する。
怒鳴り散らしたい衝動を押し殺して、静かに訊ねる。
「なにがあったんだ?」
続く
えっと・・・なんでガウリイがここにいるんだっけ?なんか身体が妙にスウスウする。
「・・・・・・リナ、これはどういうことだ?」
ガウリイに質問される。
これ・・・・?何のこと?
「なにがあったんだ?」
昨日、ガウリイに早起きするからっていって、さきに寝室にはいってもらって、あたしもすぐ寝
たけど、でも眠れなくて・・・。
そのあと・・・。
「うっ・・・・・。」
頭がずきずきする。思い出そうとすると、そこだけフラッシュをかけたみたいに真っ白になって・・・・なにがあったんだっけ?
「・・・・思い出せない。」
「リナ?」
あたしの身体・・・・裸!?
ななななななんで?
しかも首とか胸に紅い・・・痕?
強姦?
でも傷とか痛みとかいっさいないし・・・。
「思い出せないって、お前さん本当か?」
えええっと・・・・やっぱり思い出せない。
「本当に覚えてないんだな?」
確かめるように、何度も聞いてくるガウリイ。
「大丈夫か?」
・・・あたし、本当に大丈夫だし、早く部屋から出てって欲しいんだけどな・・・。
ちょっといぢわるな気持ちになっちゃった。
「・・・・・覚えてない。それに、ガウリイには関係ない。」
「リナっ。」
「どうしてそうやっていつも子供扱いするの?あたしはあたし、ガウリイはガウリイでしょ?十八にもなって、そーゆー扱いは嫌なのよ、あたしは。」
か・な・り・いぢわるなこと言ってやった。
これで出てってよ、ガウリイ。
でも――――あたしの言葉が逆にガウリイの加虐心に火をつけてしまったことに気づくのは、すぐあとのことだった。
続く
ぷつっ
俺の中の何かが切れた。
「ガウリイ?」
がしっと、肩を抱き寄せる。
はらり、かろうじで肩にかかっていたシーツが落ちた。
真っ白な肌が、惜しげもなくさらされる。
「へ、ちょ、ちょっとガウリイ!」
手に力をこめて、肩を抱く。
「お前さん・・・自分の身体のことどうとも思ってないのか?」
低く、あたしにささやいてくる。
「俺は、お前さんのこと、本気で心配してんだぞ?」
な、何・・・。
ちょっと・・・本気で・・・怖い・・・・。
細い身体、小さな頭、小さい手足。
心は、大人になろうと、背伸びしても、小さな少女のままの身体・・・。
――――――守って、やりたい。
ただそれだけで、いっしょに旅をしてきた。
だが、その想いとは裏腹に、リナを壊してしまいたい、自分だけのものにしたいという、恐ろしい考えが浮かんでくるようになった。
独占欲―――
――――はやくこの腕から出さないと・・・。
リナを――壊しちまう。
それだけは嫌だ。
ふっと、手の力をゆるめる。その瞬間、リナが身体のバネをつかって、俺を突き放した。
ガウリイが怖い。
なんだろ・・・。
あたしの知ってるガウリイじゃない気がする。
怖い――――。
「あ、あんた、あたしのことなんだと思ってるの?もういいっ、覚えてないったら覚えてないのっ。出てって!一人にさせて!」
気がつけば、
ガウリイがいうように、身体だけで縛られるなんて、嫌。
本当のことを教えてくれない?
「いやあ・・・。」
悲鳴とも、喘ぎとも似つかない声。
また、唇でふさがれて音をなくした。
ベッドに組み伏せられてしまった。
あたしの腕力じゃ、ガウリイなんかにとてもかなわない。
どうあがいたところで、絶対に逃げられない。
あたしは覚悟した。
ガウリイがあたしの頬を両手で包んだ。
さらり、金髪があたしの前に落ちてきて、視線をさえぎった。
青い、透き通った、サファイアの瞳。
見つめられると、吸い込まれそうになる・・・。
キレイ・・・。
視線だけで、あたしを縛る。
「・・・絶対、俺しか選べないようにしてやるからな・・・。俺なしじゃ生きられないくらい、俺に溺れさせてやるから、な。」
耳元でそんなことをささやかれたら、ゾクゾクと背中をなにかがはっていくような、そんな感覚に襲われる。
そして、深く、深く、長い口付け・・・・。
「ふぁ・・・・・あぁ・・・・。」
舌が絡まる。
「リナ・・・」
唇が離れると、じいいっとガウリイに凝視された。
や・・・身体が動かない。
見つめられたら、身体が痺れたようになって、力が抜けた。
止まっていた手が動き出す。
首、肩、胸・・・と少しずつ、下に下がってゆく。
このまま下にいったら・・・・!
顔がかああっと熱くなった。
だ、だめえっ!
と、その前に胸をやわやわともみしだかれた。
少し、乱暴で、焦らすように、あせらすように、ゆっくりともみしだく。
「ああっ・・・ふうん・・・んんっ・・・」
甘い声。
リナが必死に声を抑えようとしているのが手に取るようにわかった。
押し寄せる快感に身もだえしながら、なお、抵抗を続ける、
・・・・そんなに俺が嫌か?
ふと目を開けたリナ。何か言いたげな、そんな表情が真紅の瞳に宿った。
だが、すぐにきゅっと目を閉じてしまった。
―――――可愛いのにな。
胸の頂をもて遊び、立ってきたところを唇で包む。
「ああんっ・・・。」
子猫のような声。
一生懸命耐えているところがたまらなく愛しい。
俺ってSだったっけな?
紅い、色づき始めた果実をつぶさぬように、優しく、ころころと口の中で転がす。
頂にふうと息を吹きかけ、反応を見る。
微妙な刺激に耐えかねたように身体をよじらした。
「ふうんっ・・・。」
そのとき、不意にガウリイの顔が視界から消え、胸をぬるりとした感触が包む。
恥ずいっ!死にそうなくらい恥ずかしい!
「ああんっ・・・やあん・・・。」
い、今のあたしの声?
猫かなんかみたいな・・・。
わわわわわあああああっ恥ずかしいよう・・・。
ガウリイの片手はあたしの両手をしっかりつかまえていて、口をふさぎようにもふさげない。
あたしって不幸・・・。
「ふうんっ・・・。」
胸をイぢられながら、今度は下のほうにガウリイの手がのびてゆく。
ああああああああああっ絶対絶命!
思ったより、好反応なリナ。一度抱かれたからなのか?
リナを貪りたい、食べたい。
欲望が次から次へとわいてくる。
正気を保ってるのが不思議だ。
考えてみれば、リナの裸をみてから、かなり時間がたってる。
すぐに襲おうと思わなかったんだからな。
―――――これくらい、ご褒美だろ?
ひとつひとつの動きに、行為に、反応するたび、俺の中をたとえようのない快感が襲う。
するっと、リナの脚の間に手をすべりこませた。
「やん・・・ま、待って・・・!」
「待てない。」
そうだ、待ってやるもんか。俺を刻み付けて、俺なしじゃ生きられないほど、俺に溺れさせてやるさ。
お前の処女を奪っていったやつがどんなヤツでもな・・・
もう一度、胸の突起を軽くなめ、軽く歯を立てて甘噛みする。
「くう・・・・。」
耐えている。必死に。乱れまいと。
―――知ってるかリナ。『男』はそうゆうことにすごく欲情するんだぜ?
俺だってな。
ガウリイが、あたしの胸をなめている。
す、すごく気持ちがいい。
二回目だから?
考える間も無く、快感が襲う。
焦らす。アセラス。そんな風に刺激を与えてくる。
―――ガウリイ、扱い上手いじゃない。
ひょっとして、抱いたこと、あるの?
ガウリイは処女(?)じゃなくてもいいのにあたしは処女じゃなきゃだめって・・・
それじゃ理不尽じゃないのよっ!
あたし、やっぱり不幸かも・・・
リナの密部にそっと触れる。
すでにそこは潤みを帯び始めていて、指がするっと中に入り込んでしまった。
「ひあああっ、や、だめえっ。」
くちゅ・・・
つぷりと、ソコに浅く指を沈める。
そのとき、あれ?と違和感を覚えた。
リナは処女を奪われたんじゃなかったのか?
明らかにソコは潤んでる。
にし
妙だ・・・。
キスマークをあんなにつけられて、男を誘っているようにしか見えないリナを中途半端でほうっておくなんていったいどんなヤツだ?
まあ、こういうことをいわゆる『生殺し』とでもいうのだろうが・・・
まあいいか、その分だけ、楽しめるからな・・・
ゆっくりと、花弁を押し広げる。感触で、ソコから蜜がとめどとなくあふれているのが、わかる。
―――狭い。
一本指をいれただけでいっぱいになってしまうほど、狭い。
少し、指を動かしてみる。
「ううっ・・・い、いたあっ。」
少し動かしただけでこれじゃあ、な。
ゆっくり慣らすとするか。
指をうずめたまま、しばらく、リナの呼吸が収まるのを待った。
ふう・・・
深く息を吐いたリナ。
慣れたか?
再び、指を動かす。
「んっ・・・は、あっんっ。」
痛そうな声をあげるがさきほどのように苦痛を感じるようではないらしい。
指を二本に増やした。
「・・・・は、うう・・・あ、あ・・・・ゃあ。」
感じてる。そんなリナの表情。
やばい、癖になりそうだ。
徐徐に指の本数を増やし、抜き差しの速度を速めた。
蜜でどんどん濡れてきているソコはもう十分とでもいうように痙攣をはじめていた。
「・・・もう射れていいか?」
耳元で、低い声でささやかれる。
「いや・・・やめて・・・。」
本当はガウリイと繋がれることが嬉しくてしかたがないはずなのに、拒否する言葉しかでてこない。
素直じゃないね、あたしって。
甘く、熱くささやかれたら断ることなんてできない。
自然と、脚が開いてしまう。
「・・・・・いい子だ。」
そして、ぎゅうっとガウリイに抱きしめられた。
ガウリイが、ソコをなめている。
羞恥で顔が真っ赤になった。
「ひあああああっ・・・!」
快感が一瞬、あたしの身体を鋭く貫いた。
なのにガウリイはそれに追い討ちをかけるように次々に強い刺激を繰り返し与えてくる。
―――もう、おかしくなりそう・・・
「もう十分かな・・・」
つぶやきが聞こえてきた。
十分って・・・まさか・・・
考えてなんかいられない。
ばさっと、ガウリイが服を脱いだ。
シャツ、下着、ズボン・・・
あ・・・
あらためて、ガウリイの身体を見た。
ひきしまった筋肉。太い腕。厚い胸・・・
がっしり、としていて・・・すごく・・・かっこいい。
うつろな目で、ガウリイを見上げた。
――――あたし、ガウリイに全部まかしてもいいかもしんない。
どさっと、あたしに覆いかぶさるように、ベッドに倒れこむ。
「うんっ・・・」
少し、身体をずらした。
・・・ガウリイの顔がよく見えるように。
でも、あたし今、強姦されてる途中なんだよね・・・
なんか受け入れ態勢できてきちゃってるんだけど、な。
―――気がついたらあたし、ガウリイに自分からキスしてた。
リナにキスされているのに気がついた。
あれ・・・溺れさせるつもりだったんだけど、俺のほうが溺れてる。
リナが好き。
いまなら・・・言える。
「リナ・・・」
甘い声で、ささやいてやる。
「・・・んっ・・・・。」
声にさえも敏感になって、感じてる。
夢中で、俺からもキスを返した。
・・・たしかガウリイ、あたしのこと、溺れさせてやるとかいってたよね。
あたし、もうずっと前からガウリイに溺れっぱなしよ?
酸欠になっちゃうくらい。
でもなかなかいえなかった。
ガウリイが好き。
いまなら・・・言える。
「あのね・・・ガウリイ。」
きり出したのは、リナが先だった。
もう、反抗とか、抵抗とか、警戒とか、恐怖とか、そういうものはいっさい感じられない、いつものリナの声だった。
あ、でもちょっと違うかもしれない。
今は、ちゃんと、いいたいことがはっきりしてて、それを伝えたいって、心から思ってる。
俺には・・わかる。
さっきの、いいたいけど、いえない、みたいなあいまいな瞳じゃない。
凛とした、紅い、リナの瞳。
誘ってくるような、そそるような、そういう感じも混じってる。
―――お前は男を発情させるための極意でももってんのか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長い沈黙の後、ようやく口を開いた。
「好きだ・・・リナ。」
「大好き・・・ガウリイ。」
言葉が重なった。
「ガウリイ・・・。」
リナの顔が真っ赤だ。
くすって笑ったら、怒られた。
「わ、笑わなくたって・・・いいじゃない。」
――――けど・・・笑うぞ。
頬が自然にゆるんでくる。
すれちがいって、やつか。
そんなそぶり、俺の前じゃいっさいみせなかったもんな。
―――俺もだけど。
これじゃ、わざわざ『心が繋がらないなら身体で・・・』なんていった俺、馬鹿みたいじゃん。
そんなことしなくたって、よかったんだからな。
怖がらせたのは俺じゃないか。
まあ、『心が繋がんないなら・・・』っていった時点で、告白成立してたんだし、いまさらだけど・・・気づいたろ?
リナ。
ガウリイが、はっきりと言ってくれた。
スキって。
はじめのとき、『身体で繋がるって』怖いこといわれたから、
ガウリイはあたしのこと、なんて思ってくれてんのかわかんなくなっちゃって、嫌な発想ばっかし浮かんで、あれが告白って考えられなかったし、パニくってたし、ね。
途中から、気づき始めたんだけど・・・
やっぱり、言ってくれてありがと、ガウリイ。
―あんたに全部あずけるわ。
気持ちが通じあえた。
現実に。
でも・・・足りない。
満ち足りた気分にはなれない。
俺は『野獣』だ・・・。
リナの姿をみただけで、欲望がわきあがったことは何度だって経験した。
だが・・・それとは比べものにならない、全身を貫くような、焼けるようなすざましい欲望はこんなのが初めてだ・・・。
「リナ・・・いいの、か?」
質問の意味なんてわかってる。
ガウリイがあたしを、自分のものにしたがってる。
あたしを・・・食べたがってる。
―――あたしもガウリイに食べられたい。
こくんっとリナがうなずいた。
ま、あれだけのことしたあとで終わり、なんて普通は耐えられない。
俺も・・限界だしな。
がしっと、肩をもう一回抱き寄せる。リナの顔を俺の肩にもたれかけさせるようにして、俺もリナの肩に顔をうずめる。
リナが小さく、甘く吐息を漏らした。
首筋の、紅い痕をつつぅ―となぞる。
「あんっ・・・。」
その横の白い肌に唇を押し付け、強く吸った。
どこのだれだかわからないヤツにつけられた醜い痕に、負けないぐらい紅く、これが俺のものだって刻み付けるように、強く。
「つっ・・・。」
白い雪の中に、紅い花が咲く。
一輪だけ、ひときわ目だって咲いている。俺の痕。
だれにも渡さない。
もう一度、リナの脚の間に手をすべりこませた。
くちゅり・・・
濡れすぎて、花弁がどこにあるかわからないほどに。
ようやく探し当てて、押し広げ、中に指を入れる。
今度はさっきよりも深く、指をうめる。
「んっ・・・あぁ・・ふぁ・・・・あ。」
もう・・・リナの限界だろうな。
蜜壷はひくひくと痙攣を起こし、蜜をあふれさせながらまだかまだかと待ち望んでいるのであった。
ぐいっとリナを抱き起こし、俺の正面に向かい合って座らせる。
次にくるものがなんなのかわかったのか、少し頬を紅潮させて上目づかいで俺を見る。
―――――俺を萌え殺す気か。
肩を引き寄せ、俺に近づける。
恥ずかしそうに、ちらっとソレを見ただけですぐ顔をそむけてしまう。
膝に座らせ、俺のほうに顔を向けさせた。
何かに酔ったような、上気した顔。
そして、額に触れるだけのキス。
それが、誓いの合図だった。
俺のモノの先端を、少しだけ、リナにあてがう。
「んっ・・・。」
焦らすように、射れかけたり、離したり・・を繰り返す。
「が、ガウリイ・・・いぢわるし、ないで・・。」
・・・そんな目で言うなよ。
よけいいぢめたくなる。
「力・・・抜けよ。俺にしがみつけ。」
「んっ・・・・。」
きゅっと、俺の背中に腕を回すリナ。
短くて、回りきらなかったけど。
ゆっくりと、リナのナカを俺のモノで埋めていく。
そして、少しずつ、慣らすように・・・・と思いきや!
「つっ、あああああああああああっ!」
いきなり、まだ慣れ始めたばかりのソコを強く突いた!
赤い血が一筋、リナの秘所から流れた。
――破瓜。
「・・・・うっ・・・。」
さすがに、いきなりはまずいかな、と思ったが、俺は我慢の限界だった。
少しずつ、少しずつ、なんていったら、先に俺のほうがイっちまう。
リナには少し酷だったかもしれないが、少しずつより、このほうがラクだと聞いたことがあった。
―――――それにリナじゃ俺と体格差ありすぎだもんな。
痛みのあまり、腰を引こうとしたリナ。
しかし、がっちりと腰をつかまれ、その行動は無意味だった。
「くっ・・・あああっ・・・。」
リナが俺の背中に爪を立てた。
じわっと、痛みが広がったが、ひどく痛いわけではない。
むしろ、リナにも痕をつけられて嬉しいくらいだ。
痛みを和らげようと、胸の先端をくりくりと摩擦する。
吸ったり、転がしたり、甘噛みしたり、刺激を与えているうち、リナの表情がおだやかになってきた。
結合部分の、先ほどよりももっと色づいた紅い、さくらんぼをきゅうっとつねる。
「ふぅ・・・・。」
そして、ゆっくりと身体を動かし始めた。
「くっ・・・・・。」
やはり狭い。
だが、リナのナカの締め付けはとても心地よい。
気を抜いたらすぐにでもイっちまいそうだ・・・。
「んっふ・・・あぁっ・・・。」
慣れてきたのか、苦痛の表情だったのが、気持ちよさそうな、優しい顔に変わった。
「リナ・・・大丈夫か?」
い、痛いっ。
指をいれられたときなんかとは比べものにならないくらい痛い。
でも、慣れてくるとそれは快感に変わる。
ゆっくりがはやくなったり、集中的に責めてきたり、あたしの感じるところを全部お見通しとでもいうかのように刺激を与えられる。
「くっ・・・はぁっ・・・ああんっ!」
身体を引き寄せられ、もっと結合が深まる。
そのまま、あたしはベッドにまた押し倒されてしまった。
押し倒したリナを、顔がもっとよく見えるように上を向かせる。
ほんのり、赤く染まった頬、桃色に色づく、胸。
瞳が涙で潤んでいる。
すべてが俺を誘っている。
誘ってくる。
「もっとヨクさせてやるから、よ。」
ビクッとリナの体が震えた。
「――――はああああっ!」
激しく突き上げる。
「あああっ・・・んっ・・・ふ、ふぁ・・・。」
リナが喘ぐ。
ドクンッ
次の瞬間、俺自身が波打ち、とうとうリナのナカに吐精した。
―――ガウリイが、あたしに吐精した。
あたしのナカが、ガウリイで満たされていくのが、わかる。
ひとつになれた。
ただ、嬉しかった。
「あうっ・・・・。」
もう痛みは感じないのか、おだやかな顔で俺の腕に抱かれてるリナ。
――――――リナと身体が繋がっている。
それだけで、体中の血が沸騰しそうなほど、興奮してしまう。
もっともっと、リナを食べたい。
リナを俺のものにしたい。
通じ合っても、足りない。
足りない。
欲しい。
まだまだ欲しい。
満ち足りる、ということを知らない、俺の身体。
心は、満ち足りてても、足りない。
醜い、俺。
自制することをやめたら、リナをめちゃくちゃにしてしまう。
そんな恐怖が、俺を襲う。
―――――――。
独占欲。
これじゃまるで、子供じゃないか。
さらり、オレンジ色のリナの髪を手ですくった。
ちゅっと、口付けを落とす。
髪だけじゃ飽き足らず、額、頬、耳たぶ、そして唇に口付けを落とした。
「ふ・・・・ん、ふぁ・・・。」
歯茎をなぞり、執拗に舌をからめ、追いかける。
そのうち、リナも動きに合わせて、舌をからめるようになった。
けっして、うまいわけじゃないが、一生懸命合わせようとしてくる。
どの姿のリナも可愛い。
ひとしきり、口内を味わって、唇を離すと、少しリナの目に涙が浮かんでいた。
「悪い、苦しかったか?」
首を横に振るが、動きが弱弱しい。
それさえも、よりいっそう可愛く思えて、もう一度、強く抱きしめた。
ガウリイったらあたしが苦しいのにやめてくれなかったもの。
また酸欠になっちゃったわよ。
『苦しかったか?』なんて聞かれて、『うん』なんていえないに決まってるじゃない。
―――――――ほんとくらげなんだから。
今度は、あたしからも腕を伸ばし、深く、深く、キスをした。
「んん・・・・・。」
外が、暗い。
そうか・・・もう夜か。
リナとヤったのは朝からだったもんな。
ふと、リナのほうに目をやる。
疲れきって、こんこんと眠り続ける、リナ。
どことなく、妖艶めいた、不思議な魅力があって、見るものをひきつける。
そんな、落ち着いた、リナの寝顔。
・・・・・俺に安心すると、危険だぞ?
もう一度、首筋の、紅い痕を触った。
――これ・・・キスマークじゃないような気がするんだが・・・。
だが、リナとこういうことができたのはこの痕のおかげだし、よかったんだがな・・・。
気になる。
さて、もうひと眠りするか。
「・・・・おやすみ。リナ。」
頬にちゅっと口付けを落として、また深い眠りに落ちるのであった。
ふと、目が覚めた。
外・・・暗いな。
まあ、ガウリイに襲われたの、朝だったし、あたりまえなんだけど・・・。
ヤダ・・・あたし今日・・・。
ああっ思い出せないっ!
てゆーか思い出したくないっ!
いきなり、あんなコトされちゃって、乱れて、そんで・・・
『大好き・・・ガウリイ。』
かあああああっ
告っちゃったんだ・・・。
なりゆきとはいえ、そんな、あたしからなんて・・・。
ぬおおおおっこのクラゲぇっ!
あとでぶっ殺す。
・・・とかいっても、あたしとガウリイはまだ繋がったままだし、うかつに動けない。
―――完全的に不利だ。
あたしの負けね。
負けっぱなし。ほんっと、あんたには負けるわ。
保護者、保護者、なーんていって三年間もいっしょにいて、内心は下心ちゃーんとあったんじゃないの。
保護者、被保護者。
抜け出せなかったのはお互い様。
でも、抜け出せた。
それには感謝してる。
「・・・・長い付き合いね、これから。」
耳元でささやいて、頬にキスを落とす。
「おやすみ。ガウリイ・・・。」
そしてまた、リナもふかい眠りにつくのであった。
うーん・・・
裏ってほどのもんじゃなかったか??
ようやく最終話・・・?かな。
もうすぐってことで。
ではぽちっと、よろしくおねがいします。
気がつくと、朝だった。
昨日のせいか疲れ果てて参ってしまったリナはぐっすりと眠りこけている。
もちろんゼルガディスも。
「ちっ・・・俺達はゼロスに躍らせられただけかよ・・・」
「そうでもないんですけどね」
「?!」
気配は感じなかった。
「ゼロス・・・」
「おはようございます。ガウリイさん」
いけしゃあしゃあと・・・
「さぞかしお疲れでしょう。いくら体力自慢のガウリイさんでも、3ぴ」
「それはいうなっ」
「おやおや、すいませんねぇ。・・・しかし、貴方達の『負の感情』は、これ以上ないくらい美味でしたよ。またお願いしますね」
「なんだと?!」
「初めからそのつもりでしたし。ちょっとひっかけてからかってみようと思っただけだったんですけど、ここまで面白くなるとは・・・リナさんのこととなると、本当に真剣でいらっしゃる。・・・好きですよ。そんなあなた達の感情は」
「ゼロスっ!」
「声を立てるとリナさんたちが起きてしまうでしょう。・・・僕はこのへんで」
「ま、待てっ」
【また違う時にお会いしましょう。そのときまで、決着はつけちゃいけませんからね】
ゼロスの声はエコーがかかって聞き取りにくくなった。
たぶん、アストラルサイドとこっちの狭間にいるんだろう。
「どうしてだ?!お前は俺達の負の感情が目的じゃないのか?!」
【それもありますけど、やっぱり僕もリナさんのこと、好きみたいなんで。初めてですよ。こんな感情をもったのは】
「どっちなんだ?!」
【まぁ・・・その話はまた今度。それじゃ、また】
ゼロスの声は、今度こそ消えた。
窓のすきまからのぞくわずかな光が、俺の心を逆に暗くしていった。
一応、終わりですがまた続きます。
すいませんアホなもんでワンクリック詐欺にかかってましたすいません。
いろいろ大変でした・・・
パソコンは動かなくなるし、ネットはできないし・・・
グチっても仕方ないんでここから状況を。
ameblo.jp/lovelina915/
裏ばーぢょん「らぶりな?」第八回。
よろしければ先にお進みください。
ゼルガディスは、ただその様子を見ていることしかできなかった。
身体は床に縫いとめられたように動かない。
目をそらそうにも、視線は彼女たちに釘付け。
あさましい自分に嫌悪感を感じる。
「ふぁ・・・あ、ん・・・やん・・・」
「おや、まだ抵抗する余地があるみたいですね・・・すでに脳内は快楽で埋め尽くされているはずですが・・・」
彼女がわずかに漏らしたうめき声をゼロスは聞き逃さなかったらしい。
いやいやをするようにわずかに身をよじるリナ。
「やっぱり、ゼルガディスさんにも手伝っていただきましょう」
彼女の上を這いまわっていた手を止め、ゼルガディスのほうに向き直る。
つい、と手をスライドさせた瞬間、あっさりと解かれる呪縛。
「ゼロス・・・!リナを放せ・・・ガウリイになんの術をかけた?」
「とんでもない。ガウリイさんにはなにもしてませんよ・・・これはガウリイ御自身の意思でシていることですし」
「・・・っ」
まぁ、これだけのことをされてる女を見て、発情しない男はいないだろう。
好きな女ならなおさら・・・
「ゼルガディスさんも、ほら・・・」
ゼロスにうながされるまま、身体が動く。
抵抗も、拒否もできない。
「ほら・・・」
リナの身体に、手が、触れた。
きのう、リナを抱きしめたまま寝たが、正直言って、かなりぎりぎりのところにいた。
理性の糸はすぐにでも切れてしまいそうで、いつ、彼女の服をはいで、押し倒して、その白い柔肌に紅い痕をつけてしまうか、内心あせっていた。
なんとかつなぎとめたが・・・
だが、ここに夢にまで見たリナがいる。
白い裸体もあらわに、無防備なその姿をさらして発情したリナが。
触れた瞬間、俺は自分の意思を失った。
その胸を柔らかく、強くもみしだき、キスを一方的に降らせた。
苦しそうな喘ぎ声もすべて、甘い音楽のように響いて。
リナの身体を持ち上げ、その後ろにまわりこみ、抱え込むように。
夢中で愛撫した。
夢中で愛した。
俺の、岩で出来た冷たい手で、彼女の身体を熱くすることはできるだろうかと。
熱はどんどん高まっていった。
『甘美です・・・あなた達の感情は・・・!』
ゼロスの声が、遠くから、ぼんやりと聞こえた。
そんなこと、なりふりかまってはいられなかった。
リナの・・・すべてが欲しい・・・!
「リナ・・・」
「リナ・・・」
俺がつぶやくと同時に、ガウリイも、リナの下のほうからわずかにつぶやいた。
「「好きだ・・・愛してる・・・」」
と。
続く
エロにいくいく、といいつつよーやく七回目にてです。
BLアニメにはまってる自分が分らなくなります。
自分って、ほわほわうろうろしてて統一性ないけどいいのかなぁ。
ガウリナおんりぃじゃなかったのかなぁ。
ゼロリナ、ゼルリナもいいけどって、そうじゃないって。
不思議な目でみられますね。
よーやくエロ展開の第七回です。
よろしければどーぞ。
「んんっ・・・ふ、はぁ・・・」
「リナさん・・・そんな甘く、蕩けたような声出しちゃって・・・感じますか?」
「ゼロスっ・・・」
口付けを繰り返すぜロス。
リナの頬は赤く紅潮し、荒い息を吐く。
そんなことおかまいなしに唇を落とされる・・・
俺は・・・
「さて、そこで指をくわえて見てるだけじゃ辛いでしょうと離して差し上げたのに、いきなり攻撃をしかけてきたゼルガディスさんはもうちょっとそうしていただきましょう。・・・では、ガウリイさん?」
「くっ、ゼロス・・・」
すいっと、指を動かすと・・・
俺の身体はいつのまにか・・・服を剥ぎ取られていた。
「ぜ、ゼロスっ!?」
「シたいのでしょう・・・?ガウリイさん?」
勝手に、身体が・・・
露になった、リナの身体を、息を呑んで見つめる。
抱きかかえるようにしてリナにいたぜらするぜロス。
そのたびに甘い声を上げるリナ・・・
気がつくと、俺はリナの脚の間に顔をうずめていた。
くちゅ・・・
いままでにゼロスに与え続けられていた快楽の種子が、彼女のソコを濡らし、いままさに開花しようとしている時だった。
まよわず、そこに舌をはわし、花びらの開花を促す。
開花するのよりも早く、あふれでていた蜜は、太ももを伝ってすでに、床に大きなシミをつくっていた・・・
続く
